民家で放射性物質が見つかりました
2011年10月14日
2021年12月15日
ここ数日話題になっている、世田谷の放射線の原因が解ったという報道がありました。なんと民家の床下から毎時600マイクロシーベルトもの強い放射線を放つ、瓶入りの粉末が見つかったとか。瓶の入った木箱には「株式会社日本夜光塗料製造所」という社名が記載されていたとか。放射性物質のラジウムが含まれている可能性が高いとか。
一般的にはラジウムには発がん性があるとされているようですが、件の民家に済むおばあちゃんは90歳を超えて元気に暮らしているらしいです。ラジウム温泉というのも有りますから、寧ろ放射線を毎日浴びて元気になっているのかも知れません。
古い夜光塗料には放射性物質であるラジウムが含まれているとか。キュリー婦人の伝記を読むと、青白い光を放つ皿を見てラジウムの分離に成功したことを知ったとされていますので、ラジウムは光を発するのでしょう。こんな性質を利用して夜光塗料の原料としてラジウムが使われるようになったことは想像に難くありません。
さて、夜光塗料には放射性物質が含まれているというのは、結構常識のようです。ちなみに私の持っている腕時計の幾つかには、文字盤にT50とかT25という文字が書かれています。放射性物質を含んだトリチウム夜光が使われていることを表しているのですが、トリチウム夜光は持ちが悪いようで、既に光を発していない時計も数個あります。と言うことは、トリチウムが発散してトリチウムが混じった空気をしこたま吸ってしまった可能性もあるわけですね。でも、今のところ元気。
昔は駄菓子屋でも夜光塗料が売っていましたが、子供の扱うものですから夜光ではなく放射性物質を含まない蓄光塗料だったのでしょう。もし、それが放射性物質を含んだ夜光塗料だったとしたら・・・。これが後の祭りという奴なのでしょうね。