そろそろ国力について考えるべきだ
2011年12月13日
2021年12月15日
最近の報道を目にし、耳にしていると、どんどん小さくまとまって収縮しているように思えます。確かに、先の大震災の後処理というのは急ぎ解決しなければならない課題なのでしょう。そして、確実に実施されるであろう大幅な増税も国債の利率を低く抑える為には必要な施策なのでしょう。世論に迎合するように決定された一部の公務員宿舎の建設中止も必要なことなのでしょう。しかし、それは全て内向きの動きであり、諸外国から見ればとうでもよいことです。今一度国力というキーワードに焦点を当てるべき時期ではないでしょうか。
国内で調達できる資金には限界があります。個人の貯蓄率が比較的高いという現実に基づいて、国民から金を巻き上げているようにしか見えない今の施策は早晩限界に達するでしょう。増税は産業の空洞化を招くでしょう。そんな今こそ国力についてもっと語るべきでしょう。
世界に誇る技術・製品を世界に向けて送り出すことで世界を幸福にし、日本という国の価値を高め、適正に得られた利潤で日本という国をより豊にしなければなりません。そんな時期です。今は。