読書289月2015『夜間飛行』『星の王子様』作者であるサン=テグジュペリの作品、『夜間飛行』を読みました。 『星の王子様』はまえがきにもあるとおり、子供向けに書かれたものですが、実はものすごく深い内容です。何度読んでも新しい発見がある本です。登場する人々はそれぞれに憂いや悲しみ、時にいわれのない義務を背負っていたりします。見方に… 続きを読む
読書289月2015『恩を返す話』菊池寛氏の短編『恩を返す話』です。 時は戦国の世、合戦で危うく切り殺されそうになったところをライバルの武将に助けられます。助けられた方はいつまでも助けられたことを負い目に感じ、いつの日かこの恩を返そうと躍起になるのですが、なかなかその日はやってきません。そしてある日、ライバルの武将を切るよう言いつけ… 続きを読む
読書289月2015『芋粥』芥川龍之介氏の作品『芋粥』です。 風采の上がらない五位(恐らく官職なのでしょうが、恥ずかしながらどの程度の職位なのか解りません。話の筋からすると、下から二つとか三つめと思われます。)が、芋粥が食べたいとポロリと漏らすの聞きとめた者から、大量の芋粥を振舞われるのですが、余りにも大量な芋粥を目にした途端… 続きを読む
読書109月2015『お金の取り扱い説明書』この手の本はそれこそ五万と有ります。それらの中から、目立つものだけを拾い読みしてみたのですが、書いてあることはどれも同じと言ってよいでしょう。数年前に大ベストセラーとなった『ザ・シークレット』もアプローチは異なるものの、書いてあることは大筋一緒です。これらの著者のプロフィールを見るとおぼろげながら見… 続きを読む