WXR-5700AX7Pが勝手に再起動する本当の理由
WXR-5700AX7Pが勝手に再起動する本当の理由が分かったような気がします。以前、BUFFALOのWiFiルーターが勝手に再起動する原因を探りました。確かに、再起動は収まったように見えました。しかし、再起動の頻度は激減したものの、未だに再起動することがあります。そこで、動作状況から、再起動の原因をもう一度探ってみることにしました。
WXR-5700AX7Pが勝手に再起動するタイミング
再起動のタイミングを調べてみたところ、一定のパターンがあることが解りました。再起動は、以下のようなタイミングで多く発生していました。
- 午前0時頃
- PCを起動した直後
- Webブラウザを起動した直後
- スマートTVでのストリーミング視聴中
「ネット脅威ブロッカー2」の無効化で、上記リスト1.の「午前0時頃」に発生していた再起動は無くなりました。しかし、上記リスト2.~4.のタイミングでの再起動は、頻度は低いものの、発生していました。また、この再起動からの回復は、定時に発生していた再起動よりも、時間がかかる傾向が見られました。
初期設定から変更した設定をもう一度思い出してみる
このルーターを導入した当初は、再起動は発生していませんでした。したがって、初期状態とは異なる設定をもう一度思い出してみることにしました。その結果、初期設定と異なる設定がもう一つあることを発見しました。
それはDNSの設定です。
DNSサーバーのアドレス自体は、プロバイダから自動的に割り振られます。しかし、プロバイダから割り振られるDNSサーバーを端末機器で使わせたくない場合には、変更ができます。巷間応答速度が速いと言われている、クラウドフレアが提供するDNSサーバーを使うように変更していました。
LAN側IPアドレスやログインIDなどの、変更することが当たり前の項目以外では、ここしか変更していません。
疑惑の設定を元に戻してみる
DNSの設定は、「詳細設定」→「LAN」→「LAN」→「DHCPサーバー設定 [拡張設定]」にあります。
この中の、「DNSサーバーの通知」を「エアステーションのLAN側IPアドレス」に戻し、「設定」ボタンを押せば終了です。
WXR-5700AX7Pの勝手再起動は収まったか?
DNSサーバーの設定を、元に戻してから一月ほどになります。しかし、再起動は発生していません。ここからは、想像です。設定したDNSサーバーのアドレスを、ルーター自体も使っているのではないでしょうか。また、ルーターは、DNSサーバーからの応答で、接続状態を判断しているのではないでしょうか。
「ネット脅威ブロッカー2」が、午前0時にパターン更新するとしたら辻褄が合います。パターンの更新をする→パターン配信サーバーに接続する→DNSにアクセスする・・・はずです。もし、この時、DNSサーバーからの応答異常の場合、ルーターは伝送路確認動作に入るはずです。伝送路確認中は、インターネットにはアクセスできず、ステータスランプは点滅します。つまり、ステータスランプを見る限り、再起動中に見えるわけです。
上記から推察すると、クラウドフレアのDNSは、使用しないほうがよいという結論に至ります。もちろん、原因はクラウドフレアだけではなく、途中の伝送路にあるかも知れません。しかし、今回の経験から、ネットの情報を鵜呑みにすべきではありません。クラウドフレアのDNSは応答が速いという情報を信じて、失敗したわけですから。