読書
金もかからず、なんだかチョットだけ良い自分になったような気にさせてくれること、それが読書ではないかと思います。
『お金の取り扱い説明書』
この手の本はそれこそ五万と有ります。それらの中から、目立つものだけを拾い読みしてみたのですが、書いてあることはどれも同じと言ってよいでしょう。数年前に大ベストセラーとなった『ザ・シークレット』もアプローチは異なるものの、書いてあることは大筋一緒です。これらの著者のプロフィールを見るとおぼろげながら見…
『東京バンドワゴン』
昭和の香りのする小説です。連作短編形式で、古本屋を営む大家族が繰り広げるドタバタ劇です。何となく昔のテレビドラマ『寺内貫太郎一家』を髣髴とさせる内容です。 今でこそ核家族化が進んで、3世代以上が一件の家に同居することが珍しくなりました。しかし、私もそうでしたが、昭和の家というのは3世代、時には4世代…
『私の名はナルヴァルック』
ドキュメンタリー作家の廣川まさき氏の長編ドキュメンタリーの2作目です。一作目の『ウーマンアローン』では、ユーコン川を1500Km下ってフランク安田氏の切り開いたエスキモーの村を訪れますが、本作では捕鯨の村を訪れます。 その村は、嘗てチャリオット作戦という核の平和利用に名を借りた水爆実験の地に近い場所…