サイト管理293月2019URL変えでドツボにハマる足掛け三年、ブログの更新をしていなかった。色々と状況の変化もあり、ゴミ溜めのようになっていたサーバの掃除もやって、この際だからSSL化もちゃんとすることに。このブログも同一サーバ内ではありますが引越しをしました。最初にデータをエクスポートしておけば、何も難しいことはなかったのでしょう。しかし、間抜け… 続きを読む
読書136月2016『夏への扉』SFはあまり好きではないのですが、評判が良いので読んでみました。原作が書かれたのは1956年ですから60年も前の本です。その割にはそれほどの古さは感じられません。訳されたのは1963年ですから、使われている名詞は大分古臭く感じる部分が有ります。例えば家事用のロボットは文化女中器(ハイヤード・ガール)… 続きを読む
読書26月2016『森の生活 – ウォールデン』『森の生活』ですが、極めて難解な本です。そして長大です。勿論翻訳ものですから、翻訳者の意向によっても翻訳には差異はあると思います、ですが、総じて『森の生活』は難解に感じます。恥ずかしながら原文で読みこなす語学力はありませんが、原文でもかなり難解であるらしいです。訳者である神原栄一氏によるあとがきにも… 続きを読む
読書115月2016『異類婚姻譚』女優としても活躍していらっしゃる本谷有希子氏の作品で、芥川賞受賞作品である『異類婚姻譚』を読んでみました。芥川賞受賞作品で多くみられる、今風な言い方をすればファンタジーに分類される作品なのかも知れません。 結婚した主人公の日常を描いた作品なのですが、同じ集合住宅の別棟に住むキタエとの交流、似た者夫婦… 続きを読む
読書105月2016『ゼラール中尉』菊池寛氏の代表作と言えば、『恩讐の彼方に』を一番に推します。一方、あまり知られていない作品がこの『ゼラール中尉』ではないでしょうか。非常に短い作品なのですが、どうもモヤモヤが残ります。 話はベルギーの都市、リエージュを舞台にしています。リエージュの砦を守る軍人の一人、ゼラール中尉は町で知らぬ人はいな… 続きを読む
読書95月2016『春宵十話』『春宵十話』という随筆集は、数学者の岡清氏によって書かれたものです。数学者でありながら、本書を始め何冊かの随筆集も上梓されており、また、本書でも書かれている通り、絵画や音楽にも造詣が深く、実に多彩な人であったようです。 岡氏は本書で度々人の動物化を憂いており、先ずは情操教育こそ重点的に行うべきである… 続きを読む
読書95月2016『堕落論』坂口安吾氏の作品は、なんというか独特の世界観のようなものが有って、妙に身につまされる作品が多いです。誤解を恐れずに言えば、坂口安吾氏は、所謂文豪では無くどちらかと言えば落伍者に近かったのではないでしょうか。このあたりは、『白痴』や『黒田如水』といった著書に顕著に表れているように感じます。 さて、『堕… 続きを読む
サイト管理95月2016久しぶりに更新してみる4月はとにかくやる事が沢山で忙しかった。その中でも一番大きなトピックは引っ越しだろう。何十年も住んだ家を抜け出して、引っ越すわけだからそれこそ沢山の荷物であふれかえっていて、これを整理して、恐らく使わないであろうものを捨てるだけでも大変な事でした。 一年間一度も使わなかったものは、次の一年も使わない… 続きを読む
読書163月2016『がんばらなくていいんだよ』7年間を掛け、山中を4万キロに渡って巡拝する荒行である千日回峰行を2度満行した行者である酒井雄哉氏の『がんばらなくていいんだよ』という、いかにも癒されそうな本を読んでみました。恐らく、編集者が酒井氏にインタビューをし、酒井氏が語った言葉を書き起こしたものと思われます。全体的に平易な口語調で記されてお… 続きを読む