『ある女の生涯』 読書

『ある女の生涯』

『夜明け前』をめぐる一人旅で藤村の生家跡に設けられた藤村記念館にも足を運び、藤村の足跡に痛く感銘をうけました。そして、島崎藤村の著作をいくつか手に取っております。いくつかの著作を読み進める中で、衝撃的な著作に巡り合いました。先ずは『新生』です。その題材自体衝撃ですし、作者自身の暗部を世間に晒すもので…
寝るには最適です 日々是好日

寝るには最適です

昨日は東京国立博物館で金銅仏を中心に鑑賞しておりました。とはいっても、朝一で出かけて、午後は既に退館しておりました。朝一で用事を片付けて、午後はサウナというのが最近のお決まりのコースです。昼飯時を少し過ぎたあたりにサウナに行き、たっぷり汗を流してから、やおら館内の食堂で昼食を摂ります。昼飯時を外して…
5月が終わるので・・・ 日々是好日

5月が終わるので・・・

本日で5月が終わります。本日は東京国立博物館に行ってまいりました。6月に入りますと、法隆寺宝物館が整備の為暫くの間閉館されます。ということで、本日は法隆寺宝物館を中心に鑑てまいりました。法隆寺は廃仏毀釈の時勢から寺を守る為に、寺そのものを皇室に献上しました。後に献上されたものの一部が国に下賜され、そ…
また、引っ越しました サイト管理

また、引っ越しました

このブログを置いているサーバを変えました。昨日までは、Godaddyの4GHホスティングサーバでしたが、本日よりiFastnet.comのサーバで運用し始めました。たしか、これで3回目の引っ越しです。 実際の所、ホスティングサービスというものは、使ってみないと解らない点が多いものです。実のところ、i…
「こだわり」に拘るな 日々是好日

「こだわり」に拘るな

猫も杓子も「こだわる」ようになってしまったのはいつごろからなのでしょうか。「こだわりの逸品」とか「こだわりのスイーツ」なんていう言い方がされていますが、そもそも「こだわる」という言葉の本来の意味は、取るに足りないことに拘泥すること、執着することであって、決して良い意味でつかわれるべき言葉では無かった…
kindleかkoboか 読書

kindleかkoboか

電子ブックリーダーを使うようになってから2年ほどになります。日本で代表的な電子ブックリーダーと言えば楽天のkoboかアマゾンのkindleと相場は決まっているように思います。私はkobo派で、初代kobo touche,二代目kobo glo、そして現在はkobo auraを主に使用しています。 し…
『夜明け前』を巡る旅 読書

『夜明け前』を巡る旅

金曜の夜から、島崎藤村氏の『夜明け前』の舞台を巡る旅に出ておりました。「木曽路はすべて山の中である。」で始まる『夜明け前』の序の章に書かれている「伊那の谷からの通路にあたる権兵衛街道の方には・・・米をつけた馬匹の群れが・・・」のとおりに、伊那から権兵衛街道を通って馬籠の宿にある藤村の生家跡まで行って…
犯罪にネットを使っちゃダメですよ 日々是好日

犯罪にネットを使っちゃダメですよ

遠隔操作ウィルスをばら撒いて、脅迫メールやら何やらを出していた片山さんが「やっぱり自分がやった」と弁護士に話し、再拘留されるとか。それにしてもお粗末ですね。「犯罪者はバカだ」という言葉が有りますが、まさしくその通りです。最初は愉快犯的な思いや自分の能力を世間に知らしめたいという欲求に駆られて犯罪を犯…
『失楽園』のモデル 読書

『失楽園』のモデル

作家の渡辺淳一さんがお亡くなりになられたとのニュースが流れました。氏の代表作と言えば、流行語にもなった『失楽園』ではないでしょうか。私の記憶が確かならば、『失楽園』は作家の有島武郎氏の心中事件をモデルにした小説であったはずです。細かい部分はもちろん再構成されていますが、大まかな筋書きは実際にあった事…
駅前旅館 読書

駅前旅館

東京映画の「喜劇 駅前旅館」の底本となった井伏鱒二氏原作の「駅前旅館」を読んでいます。つい最近電子書籍版が発売されましたので早速入手しました。映画の駅前旅館は、私の最も好きな映画です。映画を観てから原作を読んでいるのですが、映画とは少し違った良さがあります。映画の方は、日本映画黄金期に作られた豪華絢…