Kanen/Kanonのイヤホンを、このところ立て続けにレビューしています。そして、現在も発注して到着待ちになっているイヤホンが幾つかあります。
このところ、何故か注文から到着までの時間が延びているようで、次のレビュー対象がまだ届いていません。そこで、この暇を使って、これまでのレビューしたイヤホンの総括をしてみたいと思います。今までレビューしたKanen/Kanonのイヤホンの中からベスト５を選んでみます。
音質重視ならKanen KM-928が今のところの筆頭でしょう。ドンシャリ傾向であることに変わりは無いのですが、Kanon MD-51のようなじゃじゃ馬的な鳴り方に比較すると随分とおとなしいドンシャリです。

二番手は僅差でKanen KM-948です。Kanen KM-948は6mmという小口径ドライバを使ったコンパクトなイヤホンです。低音域も高音域も量的に不足感は無いのですが、Kanen KM-928に比較して中音域が薄い音作りです。しかし、音像定位はKanen KM-948の方が上です。

次に控えるのはKanon MD-52です。高音域に癖があるものの、再生周波数レンジの広さが感じられます。伸び伸びと明るい音作りは、高く評価できます。

そして４番手はじゃじゃ馬イヤホンKanon MD-51です。とにかくドンシャリで、荒削りな音作りです。ただし、エージングによってかなりマイルドになります。エージング後は、Kanon MD-52とほぼ同様の鳴り方に化けてくれます。

そして最後は、Kanon MD-72です。Kanon MD-72では、ドンシャリ感はかなり抑えられています。中音域がやや厚く充実している関係で、カマボコ型の周波数特性に感じられます。ただし、ケーブルが硬めで、癖が付きやすく、装着感があまりよくありません。

と言うことで、Kanen/Kanon イヤホンのベスト5は・・・。

１位：Kanen KM-928

２位：Kanen KM-948

３位：Kanon MD-52

４位：Kanon MD-51

５位：Kanon MD-72

ちなみに、普段は、そのコンパクトさと装着感の良さで、Kanen KM-948の出番が多くなっています。