あえて他人事のように書く。今回の原発事故は誰もが頭に思い浮かべたであろう悪い事象に向かって突き進んでいることに間違いは無い。

放射能漏れは無い→人体に即座に影響のでるレベルの放出

原子炉は安定している→建屋爆発

炉心への注水は進んでいる→二号機核燃料全露出

４～６号機は停止中だから安全→４号機で使用済み燃料の加熱と火災発生

枝野さんは「爆発的事象」と説明し、NHKでは「天井部分が崩落」と説明していたが、あれは誰が見ても爆発である。言葉は正しく使おう。爆発は爆発だから。

それにしても賢い人のやることはこれだから困る。「そんな大きな津波は来ないからこれで大丈夫」「圧力容器はしっかりつくってあるから大丈夫」「水を注入しているから大丈夫」「放射性物質は漏れたけど人体に影響ないから大丈夫」・・・。そして、１００年に一度しか来ない災害に備えた堤防は無駄だといって仕分ける政治家。「撤退したら100%潰れる」と言い放った政治家。そんな小賢しいパフォーマンスに満ちた言葉は要らない。行動あるのみ。面子なんかどうでもいいから受けられる支援は全て受けるべきだ。

賢い人たちだから何が過ちであったかは解っているはず。面子を捨てて過ちを認め、助けを請うべきである。既に遅いかも知れないが、それでも遅すぎるということは無い。とにかく面子を捨て言葉ではなく行動をすべきだ。

このホームページのフッターにも掲げている、私の好きな言葉を掲げよう。

“An ounce of action is worth a ton of theory.”
– Ralph Waldo Emerson –
「１オンスの行動は、１トンの理論に値す。」
– ラルフ・ウォルドー・エマーソン –