【原発事故】東電に被害者意識はないか?
2011年3月17日
2021年12月15日
誤解を恐れずに書こう。東電は地震・津波といった自然災害の被災者でもなければ被害者でもない。史上最悪になるであろう原発事故を起こし、国民の財産と生命を脅かした加害者である。
加害者が罪を償うのは法治国家での常識である。「東電社員は頑張っている」という発言もあった。ねぎらいの言葉がほしいのだろうか、賞賛の言葉がほしいのだろうか?改めて誤解を恐れずに書く。ねぎらいの言葉や賞賛の言葉は、成し遂げた者に対するものである。状況が悪化の一途をたどっているのは成し遂げていない証拠である。
事態を収拾し、罪を償うことが東電の任務である。償いの任務に対する賞賛の言葉は要らない。勘違いと物事の美化をするだけだ。一国の長がそんな当然の償いをしているだけの者に対してねぎらいの言葉を吐いてはいけない。ねぎらうべきは、自衛隊の隊員であろうし、被爆も当然のこととして受け止めて働いている米軍の人々である。国民に対し冷静になることを呼びかける前に自身が冷静にならなければならない。
物事を成し遂げられない者のことを通常「無能」と呼ぶ。無能な者を賞賛するのは「愚か者」ではないだろうか。いまの日本で危険なものは「放射能」「無能」そして「愚か者」であることに間違いは無い。
1件のコメント
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私は、作為的なすり替えが行われているのだと思っているのです。