連日の原発事故の報道を見てみますと、「やっぱりそうだったか」という感が否めません。福島第一原子力発電所の二号機は格納容器、圧力容器とも破壊しており、放射性物質ダダ漏れです。ついで、一号機もダダ漏れ発覚です。三号機もまちがいなくダダ漏れでしょう。現場に行かなくとも報道されている現場の写真を見れば素人でもそのくらい解りますよ。
この期に及んで「冷温停止」という気休めの言葉を使うのはやめてほしいです。冷温停止という言葉から一般人が想像するのは、冷たく冷えていて、今後何もしなくても安全である状態です。しかし実際には、数年単位での冷却が必要とか。

言葉は正しく使いましょう。止まっているのは原子炉ではなく発電用タービンです。原子炉は熱を発し続けています。原子炉は止まっていません。放射性物質もダダ漏れです。「検出」ではなくて「ダダ漏れ」です。「１シーベルト以上」ではなく「計器振り切れ」もしくは「計測できないほど沢山」です。

誤解を恐れずに書きます。「現場の作業員は一日二食で頑張っている」だと、笑わせるな、そんな事言われても慰めの言葉も無ければ同情もしない。そんな同情を誘う言葉を吐くのは結果を出してからにしてくれ。