七夕です。タナボタではありません。

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七夕です。昔は町のあちらこちらで笹に短冊をぶら下げた飾りが見かけられたものですが、特に今年は見掛けません。震災の後ということもあるのでしょう。

そう言えば、5の付く日は広尾の商店街では縁日が催されてきたのですが、一昨日仕事帰りに通りかかった時には全く夜店は出ていませんでした。その昔は商店街の端から端までびっしりと夜店が並び、沢山の人でにぎわったものです。子供の時分は、縁日に行くのがとても楽しみでした。そんな縁日も年を追うごとに弱体化し、とうとう一軒の夜店も出なくなってしまいました。さびしいものです。

もっとも、その当時の夜店で売っていたものと言えば、子供向けの雑誌の付録だけを集めたものとか、あんず飴、カルメ焼き、鯛やき、靴、茶碗、お好み焼き、べっこ飴、・・・そんなもんでしたね。タコ焼きとかじゃがバターは昔の東京の縁日ではありませんでした。

そんな中で、欲しくて欲しくてたまらなかったのは単三電池一本使いの小さな懐中電灯でした。その当時で150円位したのではないでしょうか。子供には高嶺の花でした。入っていた乾電池は粗悪品で、電池が無くなって一週間も放置すると秋もれするような代物でした。今でもあるのでしょうかね?