世界一の白い奴

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今や国民食と言っても良いであろう牛丼ですが、やはりトップランナーは吉野家でしょう。しかし、このところ新興勢力で、牛丼三兄弟を完成させた神戸らんぷ亭や巨大資本のすき家のレベルアップが著しいです。そんな中、吉野家とほぼ同時期に発祥の老舗松屋は残念ながら後塵を拝しているように思えます。確かに味の面では、なか卯がかなり力をつけています。松屋でほぼ唯一美味いと思えるカレーも、吉野家がカレーを松屋より20円安い330円で始めたのは衝撃的でした。

やはり味の面ではどうしても他社に後れを取っている松屋ですが、味噌汁のお得感では他社の追随を許しません。それから、トッピングが豊富なのも松屋のアドバンテージでしょう。常備されたカレー用のスパイスで、辛さを調節して、時には中辛、そして刺激に飢えているときにはたっぷりかけて大辛や激辛にもできます。普通はココ壱やカレーの王様といったカレー専門店でしか許されない大技が松屋では許されます。そして、極めつけが”世界一の白い奴”とも呼ばれる“白ドレッシング”、別名”フレンチドレッシング”です。このドレッシング、普通のフレンチドレッシングとは異なり、玉ねぎが入っているのです。他では味わえないドレッシングです。このドレッシングを牛丼、豚丼、時にはカレーなど、何にかけても美味しくなります。極めつけは味噌汁でしょう。味噌汁に”白ドレッシング”、これが意外といけます。まさに”世界一の白い奴”です。