How to本は信じるな

Spread the love

活字というものにはなんとなく信頼を置いてしまいます。特に新聞に書かれたことは盲目的に信じてしまいます。しかし、全てを信じることは大変危険です。過去には北朝鮮を地上の楽園と報道した新聞があった事を忘れてはなりません。

そして、本屋には沢山のHow to本が並んでいます。仕事の関係もあって、所謂SEOに対してはそれなりの経験があるのでSEO関連の書籍を見てみましたが、殆どの書籍は既に内容が古いものでした。決して間違いは書いていないのですが、今となっては効果が薄い手法が堂々と書かれている物が大部分です。SEOに関しては、毎月のように変化しています。ですから書籍から何かを得ようとするのは誤りです。googleは、サーチエンジンによるスコアリングについてかなり細かい部分まで公開しています。本当に効果のあるSEOを行いたければ面倒がらずにウェブマスターツールのヘルプが最も正確な情報を与えてくれます。

SEOに限らず、アフェリエイト収入を得る方法が記載された書籍も、残念ながら役に立たないでしょう。なぜなら、本当にアフェリエイトで十分な収入を得ていれば、本を書くよりもアフェリエイトに精を出した方が儲かるからです。

活字となって販売されている文章は多かれ少なかれ文章を書くことで収入を得ることを目的として書かれています。事実をありのままに書くよりも、売れる文章を書くことに重点が置かれています。小説ならば、読者も作り話として読むから実害は無いでしょう。辞典の類ならば創作の入り込む余地はありません。最も罪作りなのはHow to本です。事実はあなたの手にできるところにしか存在しないのです。他人の目にしたもの、まして生業として書かれた書物に書かれたも事柄をうのみにしてはいけません。事実の検証はあなたにしかできないのですから。