黒塗りが取れました

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東京電力が福島原発の事故発生時作業マニュアルを調査の為に提出していましたが、保安上の理由から殆どの部分を黒塗りして提出しました。透明性確保の名目で黒塗りを外した資料の再提出要求に応じて、再提出が行われ、通産省はこの文書を公開しました。

公開されたものを見てみましたが、黒塗りする理由は感じられない内容でした。恐らく保安上というよりも東京電力としての面子を保つ事を優先したのではないかと想像します。黒塗りを外した文書を提出したと言うことは、面子を捨てたということなのかも知れません。今後、事故の原因が明らかになり、対策が採られることを期待します。
件のマニュアルですが、素人には解りにくい書き方です。既に日本の大学から原子力関連の学部が姿を消して久しくなります。大学で学んだ者が一人前とは思いませんが、少なくとも学んだ者は言葉くらいは通じます。学んだ者がいないと言うことは、言葉も通じないズブの素人が原子力に携わっているということです。マニュアルはズブの素人でも解る様に書くべきです。解りやすく書かれたマニュアルが存在すれば、爆発事故が防げた可能性は万に一つくらいはあったのではないでしょうか。