それは君に任せておこう

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師走ともなりますと、街はクリスマス一色です。最近は減ったのでしょうが、バブル真っ最中は、クリスマスイブの一夜でどれだけのお金を使うかを自慢する、無駄遣い自慢が花盛りでした。そんな中では、慎ましく聖夜を迎える者が何故か肩身の狭い思いをしたものです。しかし、そもそも敬虔なキリスト教徒はそれほど多くないはずですし、そもそも敬虔なキリスト教徒は聖夜は祈りを捧げる時ではないでしょうか。とは言っても、何かにつけてお金を使いたがる人というのはいるものです。それもライフスタイルですし、じゃんじゃんお金を使っていただけることで経済も活性化するわけですから、歓迎すべきなのでしょう。しかし、さもそれが良いことであるかのようにふれ回るのは良いことではありません。一部のテレビ番組では、一部の浪費家の生活を断片的に取り上げ、さも良いことの様に放映しています。それ自身は悪ではないのですが、中には分不相応に真似をする人が居ます。これは見ているだけで痛々しいです。そもそも、自分の生活レベルを省みずに浪費するのは快適なことでしょうか。確かに一時は快適かも知れませんが、その後に続く長い長い時間ずっと快適で居られるのでしょうか。
高価な酒はその味を本当に理解できる君に任せます。高価な車も運転が上手でサマになる君に任せます。クリスマスイブに祈りを捧げるのは、敬虔なクリスチャンである君に任せますよ。
私はクリスチャンでは有りませんからクリスマスイブも普段と変わりない時として過ごしますし、高価な車を上手に走らせるような腕前は残念ながら持っていません。そして下戸です。
でも、これが私にとって快適なのです。