恥ずかしながら温度計好きです。家の中でも仕事場でもチョッと視線を動かせば温度計が見えるようにしています。最近は、電池で動く温度計というものが百円ショップでも売っておりまして、これが優れものです。とにかく表示が大きくて見やすいです。
人間の感覚というものは、かなりいい加減なものです。寒い外から室内に入れば暑く感じますし、長時間そこにいれば温度に身体が慣れてしまいます。そして、25度有っても寒く感じることもあるのです。
省エネルギー、ことにこの冬は節電が叫ばれています。微力ながらそれに貢献しようと冬の暖めすぎには注意を払っていこうという意気込みで温度計を幾つか購入しました。
シンプルに温度だけを表示するものから、時間や湿度も一緒に表示されるものもあります。中には外気温を計る為に屋外に設置するワイヤレスのセンサーが付いてくる高機能なものもあります。
しかし、温度計というのは行く先々では見かけることがありません。殆どの場所に時計は有るのですが、温度計があるところというのはそれほど多くありません。その一方で、山手線の田町駅付近の車窓から見える、富士山頂の気温を表示する大きな温度計がありますが、これは意味不明です。はたして山手線とそれに平行して走る電車の乗客の内、富士山頂の気温を知りたいと思う人がどれだけいるものでしょうか。