ツバル共和国が地球温暖化による海面上昇で、海中に没してしまうと言われているようですが、実情はそう単純ではないようです。
海面の上昇は確かに起きているらしく、日本でも毎年3.3ミリ程の海面の上昇が観測されています。しかし、それでも3.3ミリです。ツバルの海抜は平均２メートル程で、数年～数十年というオーダーでは海中に没してしまうことはないでしょう。ツバルの場合、地球温暖化というよりも、第二次世界大戦時に米軍の飛行場建設の為に大量の土砂を掘り出したことの影響の方が大きいようです。近年、土砂を掘り出した穴が崩壊を始めており、周囲の土砂を巻き込むことで地盤沈下が起きているようです。某社ではツバルの航空写真を使って地球温暖化の危険性を訴えていますが、見方によっては誇大広告ではないかと思えます。