一流になれる人、二流で終わる人

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『一流になれる人、二流で終わる人』という本を見かけました。パラパラと立ち読みをした程度ですが、これがなかなか面白い、というかなかなか耳が痛くなるような事が書いてあります。
例えば、一流の人は牛丼屋とかファミレスの類には行かないということが書いてありまして、松屋ファンの私はどう考えても一流ではなくって二流あるいはそれ以下なわけです。
ただ、少しだけ弁解をすれば、松屋は安くて速くて吐き出すほど不味くないです。しかし、プラスチック製の傷だらけのコップで出される水には汚らしさを感じますし、なんとなく卑屈な気分になるのは毎度の事です。まあ、牛丼屋の中でも最底辺に君臨する松屋ですから、ホスピタリティーなんて求めるほうが間違っているのですけどね。
それから、ファミレスですね。餓鬼は駆け回るし、禁煙席で堂々とタバコを吸う奴はいるし、席についてからコートを脱ぐ奴やいるし、牛丼屋よりは少しましでは有りますが、少なくとも一流の人が行くような場所ではないのでしょう。
ただ、怖いのは一流を知らないものは自分が二流以下で、世の中には一流の世界があること自体を知らない人もいるわけです。
例えば、最近個人的にハマッっているワインもそうです。最近はファミレスでもワインを出しますし、チョッと洒落たレストランならばワインリストを見せられるでしょう。しかし、俗にグランヴァンと言われるようなワインを一度口にすると、そのような庶民の行くような店で出すワインが如何に不味いものであったかが良くわかります。一流を知って初めて一流の何たるかが解るのでしょう。ただ、なんにつけてもそうですが、一流は高くつきます。特にワインは値段が全てです。安いものは不味い、高いものは美味いのです。(例外として、味わう為でなく、購入し、保有し、栓を開けることに価値のあるワインが少なからず存在しています。)
そんな出費を当たり前のものとして支払える財力を持って初めて一流と言えるのでしょう。一流への道、果てしなく遠きもの也。