二か月掛かりました

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中国の業者に注文しておいたアンドロイド端末がやっと届きました。一月の四日に注文した品物ですので、二か月掛かって漸く届いたわけです。何度か状況を確認していたのすが、遅れた理由は製造元からの入荷が遅れている為との返事でした。実際、到着した品物を見て、その理由が良くわかりました。完成度は極めて高く、従来の、ただひたすら安さだけを追求した製品とはレベルが違います。

ここ何年か中国の業者とお付き合いをしていますが、扱っている品物の質はかなりのペースで向上しています。恐らく日本のメーカーの製品と比較してもそん色ないのではないでしょうか。

数年前に、中国の製造メーカーと仕事上の取引をしたことがあるのですが、彼らの仕事ぶりには随分と驚かされました。とにかく仕事が早いのです。ちょっとしたサンプルの製造であれば一晩でやってくれますし、壊れた金型の修理も数日で行ってくれます。ただし、中国人特有の合理化精神が発揮されると品質は一気に低下します。

日本でもQC活動とか、カイゼン運動がもてはやされた時期がありますが、少しピントが外れると品質の低下を生じてしまいます。製造現場には愚直さを、管理部門には改革する能力が必要だと思うのですが、現実は、現場が改善活動を行って、管理部門は愚直さを通り越して硬直している事が多いように思えてなりません。

経験は人を頑固にするのではなく、柔軟にするものでなくてはならないと、中国製のタブレットを弄りながら考えていました。