選ばない理由

Spread the love

世に溢れかえっている様々なサービスや商品で先ず倦厭するのはどのようなものでしょうか。一つには、「一見さんお断り」だったり「会員制」でしょう。それだけで踵を返してしまうものです。そのほかにも、「時価」なんていうのも倦厭の対象になるでしょう。そもそも、そういう店には縁が無いということもあるのですが、やはり商品やサービスを選ぶ一つの観点が解りやすさではないかと思います。そもそも、そのサービスを受けるのに幾ら用意すれば良いのか解らなければ、検討の対象にもなりません。他に選択肢が無ければ時価を受け入れるしかないのかも知れませんが、他に幾らでもあるのですから、無理して解りにくいものを選ぶ必然性が全く無いわけです。
インターネットの普及により、様々な商品やサービスを横断して比較検討できる世の中にあっては、解り易さこそが最大の魅力ではないかと思います。
食べ物なら、「美味い」「安い」これだけで十分です。その一方で、解りにくさを増しているものが幾つかあります。その一つが、インターネット接続でしょう。例えばフレッツ光を引いたとしましょう。しかし、それだけでは使い物になりませんので、プロバイダーを別に契約しなければなりません。プロバイダーの料金というのはかなり複雑で、様々な割引サービスを知らない者は割高な料金を支払う事になります。PCの抱き合わせ販売がやられているケースもありますが、結局総合的に考えると割高なケースが殆どです。
それから、ソフトバンクの携帯電話でよく行われている「実質××円」という表現です。実質0円と書いてあっても、結局は月々数千円を支払う事になります。ある意味消費者を騙していると言えるのではないでしょうか。実質××円という表記は廃し、初年度××円、次年度××円という表記に改めてもらいたいと思いますね。解りにくい表記が選ばない理由になる前に。