打ち上げ失敗

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北朝鮮の人工衛星打ち上げが失敗した模様です。今回の打ち上げは、国連安保理決議違反ということで、随分と批判を浴びている様子です。しかし、そもそもは平和利用であってもロケットの発射禁止というのは随分と一方的な感じがします。ともあれ、表面上の被害は無かったようで、これは不幸中の幸いと言うことでしょう。ロケットの打ち上げと言うのは随分と難しいもののようで、日本でもH2ロケットの打ち上げに失敗したのは記憶に新しいです。世界の最先端であったスペースシャトルも痛ましい事件を起こしています。
実際のところ、ロケットと言うのはかなり不安定な代物らしく、アポロの乗員の証言によると、月に向かって発射されたアポロは、発射台から伸びる塔に接触しそうになりながら、左右に大きく揺れながら飛び立ったそうです。方向の制御はロケットエンジンの方向を変えることだけで行います。膨大な力を発生するロケットエンジンそのものの方向を変えることだけでも至難の業です。
世の報道ではミサイルであるとの報道がされていますが、打ち上げ準備にあれほどの手間と時間がかかり、挙句の果てに空中分解となれば、そんな信頼性の低いものが兵器として成り立つのかは極めて疑問です。兵器であれば、もっと速やかに発射でき、もっと小型で、もっと信頼生が高く無ければならないでしょう。