PDCA

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品質管理の神様であるデミングさんが提唱したPDCAサイクルがあります。PはPlan、DはDo、CはCheck、AはActで、つまりは、計画し、実行に移し、効果をチェックし、改善をおこなう事をサイクルとして繰り返し行いましょうというものです。そもそもは、工業製品の製造現場で、品質向上と生産性向上を行うための基本行動を判りやすく説明したものです。
PDCAは製造現場のみに非ず、実生活でも有効ではないかと思います。最近特に気になるのは、自分の進行方向を見ずに歩く人が非常に多いということです。つまり自分が進む方向をチェックしていないんですね。人にぶつかるくらいならごめんなさいで済んでしまうのですが、これが階段や一寸した段差がある場所では躓いて転ぶ事もあるでしょう。
最近ではスマートフォンの普及で、小さな画面を見ながら歩く人の姿を随分と見かけるようになりました。移動中も情報の収集を行う姿勢は立派なのですが、怪我だけは無いようにしてもらいたいものです。
それから、料理の世界でもPDCAは大切ですね。献立を考え、作り、味わい、改善する。これを日々繰り返せばとてつもなく美味いものが出来そうな気がします。
さて、件のPDCAですが、毎朝”Plan! Do! Check! Action!”と全員で唱和している現場は気のせいかも知れませんが、活気があって品質の良い製品を作っているように思えます。一方、最近では朝礼という習慣が薄れてきています。形骸化し、惰性で行っているような朝礼には負の効果しかないでしょうが、簡潔で実のある朝礼と言うのは本当に気持ちの良いものです。