スマホが使えない

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スマホが使えない人が少なからずいるようです。これは、使う能力が無いわけでも、使う気力が無いわけでもなく、物理的に使えない人たちなのです。殆どのスマホは、本体の前面の大部分を表示画面とし、この画面に重ねあわされたタッチパネルを使って操作する仕組みになっています。このタッチパネルが曲者で、大部分のスマホは、指で表面を触る事によって起きる静電容量の変化を読み取る仕組みとなっています。これが曲者で、導電性の低いプラスチックや導電性が有ってもタッチパネルとの接触面積の小さい金属製細い棒などでは反応しません。同じように、指先の皮膚が極端に厚い人や、極端な乾燥肌の人の指ではタッチパネルに触れたとしても静電容量の変化が僅かで、接触を検出できない場合があるのだそうです。例えばギター弾きの人は指先の皮膚が硬く厚くなっており、スマホが反応しないそうです。
極稀に、指先をペロッと舐めてからスマホを操作する人や、専用の器具を使って操作している人を見かけますが、このような理由なのでしょう。
私もかなり早い時期にスマホに買い換えたのですが、実際のところさほどの恩恵が無く、結局キャリアによるARPU引き上げ策にうまい具合に引っかかっただけということに気づき、数ヶ月で従来型の携帯に戻した上で、iモード自体も解約し、通話に特化する事にしました。
確かに、スマホの地図アプリや一部のメッセージングアプリは有効であるとは思うのですが、地図にしても事前に下調べをしておけばよいだけです。メールも電話も何時でも何処でも使えるのは便利ではありますが、その昔は事前にきっちりと計画と段取りをしたものです。つまりは、事前の準備をせずに事に望むという極めてずぼらな行動を助長するのがスマホでは無いかと思います。