恥ずかしながらワインに凝っています。今日も何本かのワインを注文してしまいました。重ねて恥ずかしい話なのですが、これが結構楽しいです。とにかくあらゆる食べ物・飲み物の中でワインほど薀蓄に満ちたものも他に無いでしょう。そして、有名なロマネ・コンティとかモンラッシェなんていうのは一度は口にしてみたいのですが、最近は安くなったとはいえ一本80万円もするワインを買える財力も無ければ勇気もありません。そこで、「あの○○と同じ味わい」というワイン屋の口車に乗せられてしまうのです。
あるテレビ番組でも取り上げられたワインで、カレラというカリフォルニアワインがあるのですが、これ、ロマネから株分けされたブドウを、ロマネ村の土壌と酷似した石灰岩質の畑で育て、しかも高度もロマネ村と似た場所で栽培され、発酵から熟成に至るまでDRCのそれを真似、瓶詰めにあたってはポンプによる汲み上げを廃したという念の入れようです。
そんな、カレラというワインを入手し、口にしてみました。それなりのお値段ではあるのですが、真正ロマネ・コンティに比較したら桁違いに安いです。さて、お味のほうはと言いますと、確かに美味しいとは思うのですが、数十万円のお金に見合うかと言えばそれは凄く疑問です。
しかし、この○○と同じ味と言うのは殆ど殺し文句ですね。実は今日注文したのも「あのモンラッシェと同じ」という謳い文句で購入を決めました。
ただ、○○と同じという殺し文句で売られているワインには外れが少ないと言うのは事実です。少なくともこれまで吐き出すほど不味いものはありませんでした。