CB無線はどうなった?

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その昔、私が子供の頃に無線が流行りました。当時、個人の持つ通信手段は郵便の他には、家庭の黒電話と赤い色をした公衆電話くらいのものでした。ファクシミリも一般的ではなく、コードレスホンも無ければ携帯電話も無く、大阪万博で展示された携帯電話(と言うよりも、内容的にはコードレスホンでした)を夢の道具として見ていました。
マグマ大使、鉄人28号といった少年漫画では決まって無線装置が使われていて、無線が少年の夢でした。学習雑誌のオーソリティーである学研からは、ラジホーンというトランシーバーが売られており、これが欲しくて堪りませんでした。同時のトランシーバーと言うのは随分と原始的で、超再生式の受信回路は盛大なノイズを発生させ、無信号時にノイズを抑えるスケルチも有りませんでした。スピーカーとマイクは兼用で、かなり大きな声で話す必要がありました。
そんなラジホーンがCB無線の一種であると言う事を知ったのは随分と時が経ってからでした。
一時は極端に出力を上げた遺法CB無線が原因で火災が起きたりと社会問題になったりもしましたが、最近そんなCB無線も随分と影を潜めました。そもそも携帯電話がこれだけ発達すると、トランシーバーのような無線機器は必要ないと言うことなのでしょうか。ただ、CB無線の醍醐味であったブレイクが携帯電話では出来ないのですよね。