田中文部科学大臣が突然大学新設の認可を取り消すとか。すでに大学側は校舎も用意し、新入生の勧誘準備も整っている矢先です。各大学は、それまで約二年間に渡って文部科学省に通い、書類を準備し、根回しも十分に行って、きちんと役所側とも意思疎通を図って認可間違い無しのお膳立てをしていたにもかかわらず、大臣からいきなりの認可取り消しとなれば、大臣と大学側のどちらに無理があるのかは明白です。
そもそも許認可は大臣の権限といってそれまでルールに則って進めてきた準備を水泡に帰してしまう大臣のやり方は絶対に許されるものではありません。そもそも田中大臣はこれまでかなりの問題を起こし、一度は外務大臣の職を更迭された人間です。そんな人を大臣に任命する者の責任も問われるべきでしょう。そして、そんな人たちに一票を投じた人々も反省しなければならないでしょう