羽生の温泉の帰りには、上野で途中下車してアメ横で買い物が巡回コースになっています。アメ横というのは正直インチキ臭くて、安かろう悪かろうの商品のオンパレードです。殆どの人はそれを承知で買い物しているのでしょうが、海外や地方からの旅行者で、そんなアメ横の素性を知らないで買い物するとがっかりすることでしょう。

しかし、安くてよいものも探せばあるもので、最近のマイブームは、仁木の菓子です。ここに出入りするようになって随分と月日が経ちましたが、さすが老舗だけあって、粗悪品はあまりありません。中には、プロの方々が使うような見たこともない食材があったりして、見るだけでもそれなりに楽しめます。

そんな仁木の菓子で最もお買い得感があるのが缶詰でしょうね。三号缶のパイナップル、みかん、ももがすべて98円です。それから漬物の類も結構安いですね。仁木の菓子から徒歩で１０分ほどのところに紫いろの派手なビルの多慶屋があります。もう何年前になるでしょうか、ゼアという金色のビルに入った安売り店と軒を並べていたのですが、いつの間にか金色の上から紫に塗られて、多慶屋になってしまいました。最近、ところどころ紫色の塗装が剥げて、ゼア時代の金色のタイルが顔を出していて、ちょっとだけ懐かしいです。