$58のデュアルコアタブレットは使い物になるか?
focalprice.comで60ドルを切るデュアルコアCPU搭載のタブレットが販売されています。使用されているSoCはiMAPx820というCortex A5アーキテクチャのデュアルコアCPUにデュアルコアのMARI-400GPUを搭載したもので、HDMIも搭載されており、そこそこ使い物になりそうな予感です。
低価格なSoCらしく、中枢部はCortex A5アーキテクチャでやや古臭いというか、あまり頑張っていない感じです。それでも、クロック1.5GHzでブン回せばそこそこいい感じに働いてくれそうです。定番のMARI-400も、4コア8コア搭載に主軸が流れつつある中であまり頑張っていない感じを醸し出していてよいですね。
これまで使ったタブレットではCortex A9アーキテクチャデュアルのRK3600搭載機がすこぶる高パフォーマンスでしたが、それに比べるとずいぶんとパフォーマンスが落ちるのかも知れません
この手の中華タブレットが出始めてそろそろ3年ですが、最初に入手したLY706はWM8508を600MHzで回していました。画面は抵抗膜式でお世辞にも使い勝手が良いとは言えない代物でしたが、ALLWINERのA10とかA13が出始めたころからずいぶんと様子が変わりました。OSもJelly bean(ANDROID 4.1)になってから一段と動作が軽くなりました。中華タブレットも最初は中国から輸入するしかありませんでしたが、最近では秋葉原に行けばふつうに売られているようになりました。円安の進行で割高感が出ると思いきや、中国の製品供給能力のほうが勝っているようです。
さて、ご紹介した58ドルのデュアルコアタブレットは早速注文しました。10日間ほどで届くと思いますが、はたして使い物になるでしょうか。