ロシアで新しい法律が施行されました
2013年9月11日
2021年12月15日
SOPA又はAnti-Piacy法と呼ばれる法律で、直訳すれば海賊行為防止法です。日本の著作権法に近いかもしれませんが、ロシアのSOPAはもっと実効的で、例えば著作者でない者がインターネット上で著作物を公開していた場合、ISPは、違法なサイトのIPアドレスをブロックしなければならないという法律です。
ロシアという国は、これまで他人の著作物をインターネット上で公開することを止めさせる法律が無かったため、海賊版がダウンロードし放題となっていました。それが、2013年8月1日に施行されたSOPAにより次々と海賊版サイトへのアクセスができないようになってしまいました。サイトによっては、別の国にホスティングを移す旨のアナウンスを流しているものもありますし、小規模なサイトの場合にはこれまで通り営業しているものもあり、その対応はまちまちの状態ですが、やはり大手から接続制限が掛けられている模様です。
これまで、異常な状態であったものが世界基準に併せて正常になるだけですから、良い事ではあるのですが,著作権の所在が明らかでないものも多くあり、場合によってはロシアのインターネットが機能しなくなるという恐れを抱いたYahoo!とgoogleはSOPAの施行に反対をしてきましたが、そのような反対むなしく施行されてしまいました。
さすがロシアです、やることがドラスティックです。ただ、個人的には世界で最も先進的な著作権法を持つ日本の施行状況というのは、日本人の持つ二面性を反映しているようで、結構好きです。
され、今回大きな法改正を行ったロシアですが、私はとてつもない大国だと思ったのですが、人口に関しては日本とそれほど差が無い事は驚きです。神の計算機Wolfram Alphaの答えがこれです。