STAP細胞の落胆

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20eddaeb一時は脚光を浴びたSTAP細胞ですが、毎週のように研究者であった小保方さんの杜撰な論文について非難の声は強さを増しています。IPS細胞に比較してがん化のリスクも少なく、量産化もしやすいという報道がされ、特に難病を持った方は大きな希望を抱いたはずです。しかし、世界中の研究者がSTAP細胞の生成を再現しようとしても結局のところ誰一人として再現できていないと報道されており、また、その論文も他からの杜撰な引用がされており、ひいては小保方さんの経歴自体に疑いの目が向けられているようです。研究段階のものですから、すぐに実用化されるわけではないのでしょう。再現性の確認も必要でしょうし、安全性の確保や倫理面での十分な議論も必要でしょう。しかし、少なくとも期待を抱いてしまった人たちには不誠実な行為の有無を説明し、そしてSTAP細胞に希望を抱き続けてよいのか否かを説明しなければならないでしょう。雲隠れしてしまっているようですが、いつまでも隠れているわけにもいかないでしょうし、隠れていること自体が不誠実な行いであることを肝に銘じてほしいものです。