年越しハードボイルド『テロリストのパラソル』

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tero今年の年明けは、何年かぶりに自宅で迎えました。景気回復なのか、円安で海外旅行を倦厭したのか、日本の観光地は何処も一杯で、どこも予約が取れなかったので、自宅での年越しとなりました。

ということで、年末は新しく手に入れたサーバを弄る日々だったのですが、サーバ弄りに飽きると読書という日々でした。だらだらとした日々に喝を入れるべく、手に取ったのは藤原伊織氏著の『テロリストのパラソル』です。

正直、この手の作品は苦手ですね。あまりにも現実離れしていて、感情移入も出来なければ教訓も共感も抱けません。いくつかの賞を受賞していますので、それなりに世の中は受け入れたのでしょうけどね。

どちらかというと、映像化に向いた作品なのかも知れません。この作品が上梓された当時、この作品の舞台となった新宿中央公園で、この作品に模した爆破事件があったとか。影響されやすい人というのはいるものなのですね。