イスラム国とオウム真理教

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昨日、痛ましい報道がなされました。湯川さんに続き後藤さんもテロリスト集団の犠牲になってしまったようです。傭兵として生きる決心をした湯川さん。そして、友人であった湯川さんを助けるべく行動を起こした後藤さん。

湯川さんについては、自己責任として片づけてしまうような論調もあるものの、その背負ったものの重さに思いを巡らせば、自己責任という一言で片づけられることではないと思います。

そもそもはミリタリーマニアという事もあって、ミリタリーショップを経営し、一時は2店舗を擁するまでに拡大したもののその後立ち行かなくなり、自暴自棄になったのでしょう、自傷事件をおこします。そして、その2年後に妻を癌で失いました。全てを失った男に生活の基盤は無く、恐らくはさしたる実績も見通しも無く、形ばかりの民間軍事会社を作り、中東に渡った結果の事件でした。

職を失い家族を失い、恐らく希望すら失った者が行く場所は恐らく身近には無く、此処ならばと考えて渡った中東の地でも結局は受け入れられず最後を迎えた訳です。

もし、自分がそのような状況に陥ったら何処へ行くべきなのか。これが、世ならば仏門に帰依するという道もあったのかもしれません。もし、そのような場所が有るのであれば『赤目四十八瀧心中未遂』のように欲を持たず、ただ肉を捌き串に刺すことだけを生業とし、生きていくしかないのかも知れません。しかし、現実にそのような場所が有るのでしょうか。

結局は暴走し、崩壊してしまったオウム真理教のような場こそが最後の行き先として存在意義を持っていたとすれば、いま、それに代わるものがあるのでしょうか。