楽天edyが、地味にサービス拡充しています。これまで、２００円で１ポイントの利用ポイント付与だけだったのですが、チャージ時にも２００円で１ポイント付与されるようになりました。しかも、一部のユーザには不定期に２００円のボーナスが付与されます。それから、「いつでもEdyチャージ」というサービスが始まりました。edyギフトの機能を使って、クレジットカード引落でedyにチャージできるしくみです。今、これを申し込んで３０００円チャージすると５００ポイントプレゼントです。評判の悪かった支払失敗時の音も出なくなりましたし、利用可能店舗も地味に増えています。交通系カードに押されていた感があったedyですが、ここにきて反撃に出たように思えます。

それから、docomoがmvnoの分野で地味に利用者を伸ばしています。mvnoでは残念ながら、docomoと同レベルのサービスを提供できるキャリアはありません。業者によっては１契約300円強のお値段で提供しています。携帯の主な利用目的である、インターネット接続と通話であれば、最低ランクの契約でも十分です。その一方で大きく出遅れているのはソフトバンク。町のお店のどこを探してもソフトバンクのmvnoって見かけないですよね。

以前、他の勢いに紛れて見えなくなっていた分野で、地味に反撃に出ているサービスというのがここ最近目立ってきました。これらのサービスに共通しているのは、地味にインフラ投資を行い、顧客の声に地味に耳を傾け、日々顧客の不満を取り除く努力をしてきたことでしょう。ある企業の社是が「しなやかな筋肉質」でしたが、今、「しなやかな筋肉質」が力を発揮しつつあるのではないでしょうか。