とある方からメールを頂きました。その文面に、しばらくの間旅に出ると書かれていました。旅の目的は「ビジョン・クエスト」であると。「ビジョン・クエスト」という言葉で最初に頭に浮かんだのは映画のビジョン・クエストです。邦題は『ビジョン・クエスト/青春の賭け』でした。公開は1985年ですから随分と昔で、その頃は映画そのものよりもサントラの方が話題になっていたように記憶しています。この映画の主題曲がマドンナの”Crazy for you”で、丁度マドンナの売出し中の時期に重なったこともヒットする下地となっていたのでしょう。

何故か当時はこの映画を観ることはありませんでした。（というか、私には封切館で映画を観るという習慣が当時からありませんでした。）　そんな過去もあって、「ビジョン・クエスト」という言葉に何となく触発されて、いま観たい映画となっています。

そもそもビジョン・クエストという言葉の意味することを恥ずかしながら正確に理解できていないのですが、直訳すれば「展望の追究」という事になるのでしょう。恐らく、「昇華」に近い意味合ではないかと勝手に判断をしています。昇華というものはそもそも積み重ねたものを再度見つめなおしてより良いものにする過程と解釈すれば、止揚とも近しい意味合いなのかと思います。

さて、冒頭のビジョン・クエストの旅に出るという方ですが、うらやましいですね。私もそんな旅がしてみたいです。最近は自分探しの旅なんていう言葉が使われることが有りますが、そもそも探さなければならない自分って何よ、という突っ込みを入れたくなります。