夏日です

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桜が散って暫くは春の余韻が有るのかと思ったのですが、アッという間に気温だけは夏です。電車に乗っても当たり前のように冷房が効いています。

私が幼かった頃は、冷房と言えば祖父に連れられて行った信用金庫の窓口くらいでした。当時は分煙なんていう思想は有りませんでしたから、窓口の前に並べられた椅子では盛んにプカプカタバコをふかしている人たちがいました。当時はタバコを吸う事がステータスだったのでしょう、身なりの良い人ほどタバコを吸っていたように思います。そんなタバコのにおいと、鼻につんと来るほど冷やされた空気はまるで別世界のようでした。

その他は、バスも電車も自宅も冷房なんていうものは無くって、乗り物は窓全開で走っていたものです。ですから、風切音やら車輪がレールをこする音がうるさくて、殆ど会話が成り立ちませんでした。そんなひどい光景も今となっては懐かしく感じます。