ちょっとうらやましくなりました

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今読んでいる小説の舞台である石神井公園とその周辺を日曜の午後散策してみました。普段は山手線の内側でだけ生活していますので、石神井公園のある練馬は殆ど足を踏み入れたことがありません。

池袋で西武池袋線に乗り換え、各駅停車で石神井公園駅で下車、しばし石神井公園周辺を散策しましたが、全く目からうろこでした。高い建物が少なく、そのため空が広く、駅前からだらだらと坂を下っていくと自然と石神井公園に行きつきました。公園は東西に長い池を囲むようになっており、日曜の午後という事も有ってか、それぞれ思い思いに過ごしていらっしゃいました。

釣り糸を垂れる人、足こぎボートをこぐ人、ラジコンの舟を池に浮かべる人、絵筆を使って風景を写し取るひと、ポケットに入れたラジオ声を聴きながら歩く人、みなさんすごく充実しているように見えました。公園に隣接する神社では骨董市が開かれており、露天に広げられた古道具を見て回るのも目に楽しい経験でした。

公園の周囲は網目のような細い道で細かく区切られており、走る車も、自転車も、歩く人も少しだけテンポを落としているように、そして道を行くことを楽しんでいるように感じました。

池袋という大きな町からほんの十数分のところにこんないい街があったんですね。