緑のある場所を歩きたくなったので、三鷹市にある井の頭公園に行きました。池の周りをうろうろした後、弁天堂のベンチに座って本を読んでいたら急に眠くなりまして、背のないベンチでしたので危うく転げ落ちそうになったので眠気覚ましにまた歩くことにしました。

井の頭公園には自然文化園という施設があり、動物園もその施設の中にあります。小学生の頃、数回訪れたあとはすっかりご無沙汰してしまったので久しぶりに来てみました。今年６８歳になるゾウのはな子さん。ゾウは恐ろしく記憶力が良くって一度会った人の事は忘れないそうですが、僕の事は覚えていてくれたかな？

お客さんの方にお尻を向けて、ゆったりと体をゆすっていました。ゾウ舎の中にある解説によると、ゾウの運動場ばお客さんに向けて傾斜しており、花子さんは傾斜の下側に頭を向けるのがあまり好きではないそうで、結果お客さんにお尻を向けていることが多いそうです。

これまで知らなかったのですが、自然文化園の中には彫刻館というものがあり、ここには北村西望氏の作品が多数展示されていました。自然文化園の中でも外れの方に位置しており、また、動物目当ての方には興味は無いのでしょう、彫刻館の中は閑散としておりました。しかし、ゆったりとした展示の仕方や多すぎない解説は好感が持てます。そして静かです。思わず見つけた穴場です。