日: 2015年7月27日

『私の名はナルヴァルック』 読書

『私の名はナルヴァルック』

ドキュメンタリー作家の廣川まさき氏の長編ドキュメンタリーの2作目です。一作目の『ウーマンアローン』では、ユーコン川を1500Km下ってフランク安田氏の切り開いたエスキモーの村を訪れますが、本作では捕鯨の村を訪れます。 その村は、嘗てチャリオット作戦という核の平和利用に名を借りた水爆実験の地に近い場所…
『みぞれ』 読書

『みぞれ』

重松清氏の著作の殆どは、家族の絆に焦点を当てたものがおおく、身につまされたりホンワリと暖かくなったり、そんな気持ちにさせられる作品が多いように感じられます。 今回手に取ったのは、『みぞれ』という題名の短編集です。自傷行為に走ってしまう少女、リストラされることの決まったサラリーマン、若いころ演歌歌手だ…