日: 2015年10月16日

『河童』 読書

『河童』

言わずと知れた芥川龍之介氏の代表作です。精神を患った者が語った事を物語としたという一文から物語は始まります。見方によっては、河童の話を語るその人こそが著者である芥川龍之介氏自身なのかも知れません。このあたりは『妙な話』と併せて読むと何となく事情がつかめるように思います。 物語は男がある日沢伝いに山を…
『ちゃっかり温泉』 読書

『ちゃっかり温泉』

ちゃっかり、仕事をサボってふらりと温泉に行く、そしてその近所の店にふらりと寄って食事をする。そんな贅沢なひと時を過ごすことを著者はちゃっかり温泉と呼んでいます。著者は久住昌之氏。久住氏の著書といえばどちらかと言えば漫画が多く、最初に久住氏の著作を手にしたのは、実弟との共著である『中学生日記』です。出…