中国製のDACを買ってみました。お値段は異常に安くて、日本までの送料込みで￥1,400円ほどです。

そもそもDACなんてわざわざ買わなくても、PCやスマホに普通に入っています。でも、外付けDACはPC内蔵のDACとはちょっと違うんです。どういう理由かわかりませんが、外付けDACは音が違うんです。音の感じ方なんて主観的なものなんで、文字にして表現するのは難しいのですが、音がいいんです。気分の問題かもしれませんが音がいいんです。今回買ったような安物でも、明らかに音がいいんです。

今回買ったDACのスペックは以下のとおりです。お値段の割には頑張っている感じですが、いわゆる高級品と比較したらみすぼらしいスペックです。でも、実際に出てくる音はいいんですよ。

Specification:Support audio format: PCM
Resolution (1KHZ): 94DB
Response frequency: 20Hz~20KHz -0.2db
To-noise ratio (SNR): -100DB
Total harmonic distortion (THD + N): 10Hz-20KHz 0.25 -0.065% blocking time: 0.577Fs
Sampling rate: 32~192 KHz
Bit rate: 16-24 Bit
Headphone output level (turn the bass to the maximum): 3V
RCA output level (adjust the bass to the maximum): 9V headphone output power (adjust the bass to the maximum): (32Ω) 30mW
Headphone output impedance: 0.8Ω
RCA output impedance: 450Ω
Working voltage: + 5V
Maximum voltage: + 6V
Maximum power consumption: 75mAh
Working temperature range: -10-70℃
Storage temperature range: -60-150℃
Working humidity range: 10%-80%RH (non-condensing)
Storage humidity range: 5-90%RH (non-condensing)
Size: about 83×94 x17 mm/3.27×3.70×0.67inch

音はいいんですが、ビルドクォリティーはいまいちです。中の回路基板がしっかり固定されていなくて、端子やつまみが若干ぐらついています。ボリュームは、リニアに変わる感じではなく、段階的に音の大きさが変わるデジタル式のようです。

筐体を開けて使用されている部品を見たのですが、高級な部品は使われていないように見えました。肝心のDACチップは型番が消されていてわかりませんでしたが、パッケージのサイズ、ピン数、LPFが省略されていることからおそらくESSのES9023ではないかと思います。ES9023自体は使い古されたチップですが、そんなに悪い印象はありません。お値段を勘案すると、満足できる品物です。もし、外付けDACを試してみたいなら、この製品はお勧めです。