47アンプ作ってみました

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Aliexpressでヘッドフォンアンプキットを買ってみました。Aliexpressで見かけるまで47アンプというものを知らなかったのですが、オペアンプを使用した簡易なヘッドフォンアンプで、定数に47が含まれる(4.7とか47とか470)部品が多数使われていることから47アンプと呼ばれているらしいです。透明アクリル製のケース付きで907円と内容の割に高めの価格設定です。こんな感じにビニール袋に入れられて送られてきました。

中身はこんな風です。

説明書は入っていますが、親切な内容ではありません。

見ていて気が付いたのですが、回路図間違っているんじゃないかと思います。オペアンプの一回路めは非反転増幅で二回路めはボルテージフォロワじゃないかと思うんですがなぜか反転入力、正帰還回路になってます。多分プラスとマイナスの記号が間違ってるんじゃないかと。ちなみに販売業者のホームページに掲載の回路図は正しくボルテージフォロワに修正されていました。

さっそく組み立ててみました。

抵抗が1/16Wのもので、組み立てずらかったです。3.5mmジャックは表面実装でしかも狭くて付けずらい。

ケースに入れる前に120円のMP3プレーヤーに接続して動作チェックです。

ケースに入れる前の動作チェック

びっくりするくらい、いい感じに鳴ってくれました。120円のMP3プレイヤーはインピーダンスマッチングが出来ていなかったのでスカスカの音しか出ていなかったようです。説明書上は電源線圧12~18Vと記されていますが、使用されているオペアンプNE5532の動作電圧は±15Vくらいじゃなかったかと思います。このキットの分圧回路に使われているキャパシタの耐圧は25Vですので、電源電圧は30Vくらいまで大丈夫そうです。それから、この回路はボルテージフォロワが使われていますので、オペアンプ交換の際にはデータシートでボルテージフォロワの可否を確認しておいた方がよいでしょう。