47アンプ、再び。今度は4580でドライブします。

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47アンプをもう一つ作りました。以前の反省点も踏まえて作ってみました。前回作った47アンプも今回の47アンプもオペアンプNE5532が付属しましたが、今回は手持ちのNJM4580で組んでみることにします。わざわざオペアンプを取り換える目的は二つあります。一つは、付属のNE5532が偽物だという理由です。NE5532は差動入力端子の+と-の間にダイオードが入っていて、差動入力端子間の電圧がダイオードの順方向電圧0.6Vを超えないようになっています。ですから入力端子の+と-の順方向電圧を測ると0.6Vになるはずなのですが、添付のNE5532はそうなりませんでした。ということで、偽物確定です。

そしてもう一つの理由は動作電圧です。NJM4580の動作電圧は±2V~±18Vですから、USB電源から取った5Vでも動作します。一方本物のNE5532の動作電圧は±5V~±15Vです。そして添付の偽物NE5532もUSB電源では動作しませんでした。入力カップリング用のコンデンサの極性を変えなきゃだめだよという忠告も聞こえてきそうな気がしますが(NE5532の入力段はNPNで、NJM4580の入力段はPNPですから、ごもっともな忠告です)、電解コンデンサの逆耐圧を超えることは恐らくなさそうなので、そのままにしておきました。

ということで、二度目の組み立てはサクッと行きました。

新旧並べてみました。新しい方はこれからケースに入れます。
付属の偽物オペアンプはゴミ箱へ、そして手持ちのNJM4580(片方がJVCと記載されているのは、そういうことです)を設置しました。

狙い通り5Vできちんと動作しました。そして、NJM4580はドライブ能力が高いのも魅力です。