川奈ホテル

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温暖な伊豆では桜が見ごろだろうということで、2月24日から一泊で川奈ホテルに行ってきました。川奈ホテルは今年85周年を迎えるクラシックなホテルで、映画『わが母の記』にも登場します。一度行ってみたかったところに、プリンスホテルのポイントカード会員向けのお安いプランのお誘いがありましたので行ってきました。

かなり古い建物ですので、今風のホテルに比べると見劣りする部分は多いです。当然ですが、客室はリニューアルされていますが、やはり同等の室料のホテルと比較すると部屋は狭いです。

客室はリニューアルされています。ベッドはクイーンサイズが2台です。建物が古いので今の基準からすると窮屈な感じです。

ベッドメイクが少し変わっていますね。最近は見た目よりも快適さを重視するためにこのようなベッドメイクをするホテルも多く見かけるようになりました。川奈ホテルの古い写真を見ると、開業当時からこのようなベッドメイクをしていたようです。

昭和11年当時の室内

館内の「川奈の歴史」というコーナーにあった写真と比べると、部屋の大きさは同じだと思いますが、ベッドが大きくなったためでしょうか、現在の室内の方が窮屈に見えます。このホテルは大蔵喜七郎男爵が英国のホテルを手本に作ったらしいのですが、そのためでしょうか現在でもWall to Wallにしていませんね。個人的には野暮ったくても米国風の作りが好みです。

海側の部屋にしていただきましたので、眺望は見事です。初島や大島を望むことができます。また、この場所は近くに鉄道や幹線道路もありませんので静かです。庭には早咲きの桜が咲いています。すこし盛りを過ぎていたようで、既に散り始めていましたが、海を背景にした桜の花は見事です。

海を臨む景色は最高でした
早咲きの桜はすでに散り始めていました

このホテル、あのマリリンモンローが新婚旅行の時にジョーディマジオ氏とともに訪れたようです。その他にも昭和天皇、上皇陛下も宿泊されたそうです。

「川奈の歴史」コーナーにあったマリリンモンローとジョーディマジオ氏の写真

開業85周年の川奈ホテル、開業当時からの施設からは往時が偲ばれます。

二階の通路より階下のメインロビーを望む 
ライブラリです。奥のソファーは和服を着た女性が座っても帯を崩さないように背もたれが低くなっています。
ライブラリにはこういう、いかにもな書籍が揃っています。

そして、朝のメインダイニングで出てくるオムレツはこのホテルのもう一つの名物です。川奈ホテルの紋章が焼き印されています。お味もとってもよろしいです。

隠れ名物のオムレツはとっても美味でした