サーバーのお引越し(Googleよりもスパムが減った)

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Google Workspaceを有料化するとの通知がきました。私はGoogle Workspaceがgoogle appsというサービス名だったころから使用してきました。使い勝手も良く、高機能だったので重宝していました。google appsの利用者はgoogle appsがG Suiteと名を変え、更にWorkspaceになっても無料での使用が許されてきました。しかし、Googleから以下のようなメールが届きました。

Google Workspace有料化の通知メール(冒頭部分の抜粋)

しばらくの期間は無償で使用できるようですが、段階を追って正規の料金まで引き上げられるようです。気になるのは正規の料金です。これは既に公表されていて、こんな感じです。

Google Workspaceの正規料金

ユーザーあたり3TBのストレージも提供されるので、妥当な金額ではないかと思います。ただ、私の場合には14ユーザー登録し、使用してきましたのでこの金額の14倍を支払うのは躊躇します。

ということで、これまでも使用してきた別のホスティングサーバーにユーザーを移すことにしました。移転先のホスティングサーバーは年間数千円で利用できますし、そもそもこれまで使用してきていますので、追加となる費用負担はありません。ただ、これが思ったよりも大変でした。

メールサーバーも移転するので、DNSの書き換えも必要で、困ったことにDNSを書き換えたとしても情報の伝搬が完了するまでGoogleと移転先のメールサーバーのどちらにメールが行くか分らない状況が続きます。ですから、一旦移転期間中のメールを受け取るアカウントを作ってこれにGoogleのメールを転送するようにして、完全に移転先のメールサーバーでメールが受信できるようになってから移転先のメールボックスにGoogleのメールと一時的作成したメールアドレスで受け取ったメールをコピーします。これを14アカウント分やるわけですから疲れますよね。

その他、Google Driveのデータも一つのユーザーのドライブに集約しました。そして念のためアーカイブを別のストレージサービスとMicrosoftのOneDriveにコピーしました。

今回、メールサーバーを変更しましたので併せてスパムメール対策をすることにしました。Googleのスパムメール対策はかなり性能が高いのですが、スパムでないメールも結構スパムメールとして隔離されてしまうことがあり、その都度ホワイトリストへの登録を行う必要があり、結構煩わしい思いをしていました。

契約しているホスティングサービスが提供するスパムメール対策はSpamAssasinという使い古されたツールとGray Listingというスパムメールは再送を行わないことに着目したツールです。Gray Listingは仕組み上一度はメールの受信を拒否する動作となりますので、メールの遅延を引き起こしますのでそれなりに問題のあるツールです。

移転先のホスティングサービスです。メールに関するツールが豊富に揃っています。

Gray Listingはそれなりに問題がありますので、勿論この機能を無効にすることもできます。危険を承知でGray Listingを有効にしてみたのですが、これがかなり有効に働きました。Googleのメールサービスで発生した誤検知は全くなくなりました。そして、スパムも現在のところ全くありません。問題点を十分理解していれば大変効果的なツールです。

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