スピーカー新調 EDIFIER P12

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PC用のアクティブスピーカーと中古で売られていたパイオニアのスピーカー S-CM6 を使っていましたが、ほんの少しだけまともなものが欲しくなったので新調しました。中古で買ったパイオニアのスピーカーは、ミニコンポに付属のスピーカーをばらして売られていたもののようでした。スピーカーケーブルと何故かAM受信用のループアンテナが付属品として同梱されていました。付属品の梱包状態から察すると、一度も使用されていないもののように思えます。

中古で買ったこのスピーカーにそれほど不満は無かったのですが、最近のスピーカーも使ってみたいと思い購入に至りました。購入したのは中国製のEDIFIER P12という2ウェイ バスレフスピーカーです。例のデジタルアンプを生かしたかったので、アンプを内蔵していないパッシブスピーカーを探していたのですが、価格が一万円程度のローエンドスピーカーの大部分はアンプ内蔵のアクティブスピーカーで、アンプを内蔵していないパッシブスピーカーは選択肢が限られます。最初から中国製を狙ったのではなく、手軽な価格のパッシブスピーカーというと中国製以外の選択肢はかなり少なくなります。

予算一万円以下で、真面に作られていそうなパッシブスピーカーというと、ほぼ今回購入したEDIFIER P12一択と言ってよい状態でした。この製品、販売店で販売価格が大幅に異なります。楽天では16,000円くらいでしたが、Amazonでは恐らく不良在庫だったのか返品された商品だったのか詳細は不明ですが5,000円程で売られていましたので即決で購入しました。注文当日に配送されたのには驚きました。

早速設置した感じはこんな風です。

EDIFIER P12設置してみました

室内で使うには丁度良いサイズです。スペックを見ると能率は79dB(1W/1m)ということで少し低めではないでしょうか。最近のスピーカーは能率が低めのものが多いように思います。amazonのレビューはあまり芳しくありませんでした。「低域重視でブーミーな音」「箱鳴りが大きい」「眠たい音」という評価が多いように見えました。お値段がお値段ですから仕方のないことでしょう。スピーカーに限らずオーディオ製品はどうしても価格バイアスがかかります。高価なものはたとえ音がパッとしなくても、認めることは難しいものです。一方、安価な製品は「安物だからやっぱりね」というマイナスバイアスがかかります。

実際に鳴らしてみました。接続したのは缶コーヒー二本分のオーディオ装置です。

安物スピーカーですから、これがお誂え向きです。

方チャンネル3Wしか出ませんので、まともに鳴るか気がかりです。

実際に鳴らしてみると、結構ちゃんと鳴ります。心配した音量もしっかりとれます。このスピーカー、確かにamazonのレビューに書かれていたように低音重視で作られているようで、見た目から受ける印象よりずっと量感のある低音が出ます。そして、高音の方は、使用しているアンプがフィルターレスのD級アンプということもあってか、かなりしっかり出ています。

所謂高級オーディオ機器にある見た目の豪華さは微塵もなく、価格バイアスも期待できないスピーカーですが、ブラインドで聞いたら気に入る人も少しはいるんじゃないかと思います。安物ですからお勧めはできませんが、個人的にはよくできたスピーカーじゃないかと思います。30年位前のミニコンポに付属していた口径25cmウーファーを使った3ウェイスピーカーよりも口が小さい分音像定位はいいんじゃないかなと思います。