迷惑メールに対してエラーを送出したら減るのではないかという仮説に基づいて、検出した迷惑メールに対して、エラーを返答するようにしました。当初は迷惑メールが激減したように見えましたが、数日経って、結局一日二桁の迷惑メールが送られてくるという状態に戻ってしまいました。

迷惑メールの振り分けの精度はかなり高くなりましたので、迷惑メールはそのまま破棄でも良いのですが、万一のことも考え、当分の間は迷惑メールホルダへの隔離を続けることにします。

そんな中、露骨に金銭を要求する迷惑メールがありました。文中には晒すなと書いてありましたので、ここに晒すことにします。晒すと私の恥ずかしい写真がばらまかれるようですので楽しみにしましょう。送りつけられてきたメールの文面はこんな感じです。

送り元のドメインがhotmailというところがチョット恥ずかしい感じですね。ちなみにhotmailは偽装されたアドレスで、本当の送り元はigiefyx@hhzwb.comのようです。これ、中国のアダルトサイト運営者が取得したドメインのようです。

そして、プログラマという割には日本語メールなのにエンコードはUTF-8でした。間違いではないけど、本物感は感じられません。送出元を偽っていることもあるのでしょうが、SMTPは非SSLだし、DKIM署名も付いていませんでした。これだけで書いてあることの信憑性はかなり低いです。（当たり前か）

ちなみに、19万円相当のビットコインの送り先としていたウォレットの取引状況調べてみましたが、入金は一度もされていないようです。

稚拙な文面ということもあるからでしょうか、誰も送金していないようです。安心しました。

ただし、手口としてはかなり悪質です。こういった迷惑メールを処罰する仕組みはないものでしょうか。