楽天がそろそろヤバいと思う理由7つ

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これまで、楽天のサービスは随分沢山使ってきました。楽天市場に始まって、銀行、証券、カード、モバイル、Payなど。そして、先日の楽天モバイル解約に併せて、使用しているサービスを、他社のものと純粋に比較してみました。その結果をここに残しておきます。沈みかかった船に何時までもしがみついて、損をするのは嫌ですから。

楽天モバイルがヤバい

「ぶっちゃけ無料で使われても困る」という発言にカチンと来て辞めた人も多いのではないでしょうか。当初は菅総務大臣のバックアップもあって、華々しくデビューした楽天モバイル。auに支払うローミング費用負担を下げるため、基地局の拡充を進めました。そして、次々とローミング地域を縮小しました。その結果、都心部でも穴(不感地帯)だらけです。さらに、モラルの低下により社員による着服も横行しているようです

楽天モバイルは社員による着服の損失を下請けに押し付けたようです。下請けいじめをしなければ生きていけないほど厳しい状況です。
楽天モバイルでは社員のモラル低下が起きています

まさしく「貧すれば鈍する」を体現する結果となっています。今後、基地局の増設が鈍化するとの観測もあります。もっと安くて、ちゃんと使えるサービスもあります。あえてお金を払って使いものにならない楽天モバイルを我慢して使う意義はありません。

楽天銀行がヤバい


楽天銀行は他の銀行と異なり、二段階認証のためのトークンを発行していません。トークンの代わりに二段階認証キーをメール=ネットで送ってきます。しかし、セキュリティーの基本では、認証キーは別経路で送らなければならなりません。これが大原則なのですが、守られていません。トークンであれば、認証キーの発行に際しての通信は発生しません。ですから、盗聴に関しては極めて堅固です。したがって、他のすべての銀行は二段階認証にトークンを使用しています。近い将来楽天銀行の口座はハッキングされ、社会問題になると思います。そんな、危険を野放しにする、楽天銀行に存在意義はありません。

ワンタイムキーもネットで送ってくる メールの転送を仕掛けられたがそれでおしまいのお粗末なセキュリティー。せめてSMSで送るようにしてほしい。出なければ事故が起きてしまう。
ワンタイムキーもネットで送ってくる メールの転送を仕掛けられたがそれでおしまいのお粗末なセキュリティー

楽天payがヤバい


多くのお店は、PayPayを選びます。そして、楽天payの利用可能店舗は大体PayPayも利用可能です。加盟店数自体は、実は楽天Payの方が多いのですが、これは乗り入れしているauPayの加盟店もカウントしているからです。恐らく一部はダブルカウントされていると思います。肌感でも、この数字を鵜呑みにはできません。

加盟店酢では楽天PayはPayPayより大幅に多い。しかしこれはauPayと加盟店の相互開放をしているから。恐らくダブルカウントされている加盟店も存在していると思われます。
意外にもPayPayよりも楽天Payの方が加盟店数が多い しかしこれは加盟店の相互開放をしているから ダブルカウント疑惑もある

でも、コード決済はPayPay一択で大丈夫です。そして、アプリの出来はPayPayの方が数段上です。PayPayアプリにはミニアプリという考え方があります。PayPayアプリ上のミニアプリで、銀行や証券の残高確認もできます。しかし、楽天payの場合はそこまで洗練されていません。例えばポイント残高照会の際は別アプリが立ち上がります。これは、極めて非効率的です。

また、PayPayには着せ替え機能があります。仮に偽アプリが立ちあかったとしても、違和感でそれが分かるようになっています。そもそもアプリが野暮ったくて使いにくい。そして、ポイント付与率の低い楽天payには存在意義はありません。

楽天カードがヤバい


ここ最近楽天カードのポイント付与率が下がっています。例えば、公共料金に関しては、1%から0.2%に引き下げられています。また、ポイント付与算定対象から消費税分が除かれました。

ポイントがたまりやすいという一番のメリットを捨ててしまった楽天カードには存在価値がない。
ポイントがたまりやすいという一番のメリットを捨ててしまった楽天カードには存在価値がない

しかし、PayPayカードやAmazonマスターカードは従来通り、公共料金も1%付与です。また、消費税分もポイント還元対象になっています。他にもポイント還元率のもっと高いカードもあると思います。あえて楽天カードを選ぶ意義は既に消え去りました。

楽天Viberがヤバい


グローバルではLineよりも利用者が多いようです。しかし、あのダメアプリのレッテルを張られたSkypeよりも利用者は少ないのです。もし、Google Hangoutが日本でもサービスされれば瞬殺間違いなしです。そもそもあれ使っている人見たことない。WhatsappとかFacebook messenger等の使いやすいアプリ。そして、利用者の多いアプリは沢山あります。そして、電話帳の内容を一切合切サーバーに送信するという危険があります。危険を冒してまで、楽天Viberを使う理由は砂粒ほどもありません。

楽天Viberには電話帳を勝手にアップロードしてしまう危険性があるようです。
楽天Viberには電話帳を勝手にアップロードしてしまう危険性があるようです

楽天koboがヤバい


そもそも使ってる人います?いや、いるとは思います。私も使っています。しかし、Kindleと比較して低位なE-inkパネルを使っているためか、コントラスト低いです。まるで醤油を垂らした新聞を読んでいるようです。もちろんフロントライトも付いてはいます。しかし、肝心の文字の読みやすさではkindleに遠く及びません。また、Kindleのような定額プランもありません。そして、新刊本に関しては多くの場合Kindleに遅れて発売されます。Kindleの前ではすっかり精彩を欠いてしまっています。そんな楽天koboには存在意義は微塵もありません。

そもそも楽天市場がヤバい


一人で複数のアカウントを持つことができません。例えば個人事業主で、事業用と個人用のアカウントを使い分けるケースは多いと思います。しかし、楽天は一人で複数のアカウントを持つことは許されていません。そして、未だに二段階認証に対応していません。ですから、IDとパスワードだけで簡単に第三者による利用を許してしまいます。また、支払用カードの登録に際して3Dセキュアの確認を行いません。つまり、カードの券面の情報だけで他人のカードを使うことができてしまいます。もちろん、ログインを検出するとメールを送ってきます。しかし、メール見て対応していたのでは後の祭りになるのが関の山です。

ユースケースを正しく定義できていない愚かで自分勝手な会員規約。時代遅れも甚だしい。
利用シーンを正しくくみ取れていない時代遅れな規約

そして、返品の取り扱いが店舗によってまちまちです。Amazonでは、返品の場合宅配業者が取りに来てくれます。しかし、楽天の場合はわざわざ指定された方法で送らなければなりません。あらゆる面でユーザー本位にサービスが組み立てられているAmazonを使うべきでしょう。その他、複数アカウントの使い分けを前提に作られているYahoo!ショッピングも力をつけてきていますので要注目です。そもそもユースケースに漏れがあり、セキュリティ意識が欠如している危険な楽天市場は消え去るべきです。

時代の流れに取り残されつつある楽天

例えば、楽天koboと他のサービスではアカウントが異なっています。これ一つとっても、シングルサインインの根本が守られていません。そして、恐らく基本を正しく理解していないから未だに二段階認証のような他社では当たり前の機能が実装されていないのでしょう。楽天銀行に至っては、操作画面と認証キーを同一のネット回線で送ってくるというお粗末な仕様です。もちろん、メールがキャッシュされている場合には認証キーを送らないなどの配慮はしています。でも、付け焼刃に過ぎないお粗末なセキュリティーです。

これは想像ですが、楽天には正しくユースケースを描けるアーキテクトが存在しないのでしょう。ですから、セキュリティーはやっつけ仕事のように見えてしまいます。そして、時代の流れに沿った方策が採られないのでしょう。時代の流れに取り残された者はそこに佇むだけです。そして、やっつけ仕事で増築を重ねたサービスのメンテナンスコストは増大し続けることでしょう。そして、コストを払いきれなくなった時、斃れるのです。その時は意外に近いかも知れません。