アリエクのlf353も偽物になりました

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もう、偽物しかないかも知れません。これまで、本物率高かったオペアンプ、lf353をアリエクで買ったら偽物でした。

アリエクで買ったオペアンプが偽物でした

オペアンプlf353をアリエクで買ったら偽物でした。lf353はナショナルセミコンダクター社の製品でした。しかし、ナショナルセミコンダクター社は、テキサスインスツルメンツ社に吸収されました。したがって、lf353も現在ではTI社の製品ということになるのでしょう。そのため、TI社の警告通りグレーマーケットで流通している製品は偽物しかないということなのでしょう

昨年までは本物が買えました

今回買ったlf353というオペアンプは古くから使われています。最低動作電圧が高いため、特にバッテリー駆動では使いにくいオペアンプです。しかし、かつては入手性が良く、価格も安いので結構気に入っていました。しかし、今回入手したlf353が偽物であったということから推察するに、市中在庫は払底したということでしょう。したがって、今後はITから直接購入するか、正規の代理店から購入するしかなさそうです。その他、僅かですがセカンドソースもあるようです。

そこまで固執する必要は無い

これまで、lf353は安くて、発振しにくいため、使ってきました。しかし、性能も使いやすさもずっと良いオペアンプは沢山あります。したがって、今後無理してlm353を使う理由はありません。ですから、lf353を買うのはこれが最後になるでしょう。つまり、偽物に止めを刺されたということです。

返金申請をする

例によって、偽物を掴まされたら泣き寝入りはいけません。早速エビデンスを作って返金請求を行いました。

lm353クロスオーバー歪み
lm353クロスオーバー歪み

これまで何度となく行ってきた返金請求と同じく、増幅波形を証拠として提出しました。これまで、この方法で全て返金対応となっています。ブレッドボードで試験用の回路を組んで、オシロスコープで波形を取るのは少し面倒です。しかし、効果的なエビデンスとなります。

返金申請の結果

アリエクからの返金決定通知
アリエクからの返金決定通知

今回は、販売業者の方が返金に応じなかったようで、アリエクが仲裁に入ったようです。そのため、返金が決定するまでに一週間ほどかかりました。しかし、アリエクの提示した返金で決着しました。

これから先どうしよう?

この手の部品を手軽に入手できるアリエクがダメとなるとどうしたらよいでしょうか。一つは秋月電子通商があります。そのほか、中国製造の部品を狙うという方法もあるでしょう。これはちょっと面白そうです。中国製造のオペアンプがもしあれば試してみたいです。