電子工作

小さな電子部品を組み合わせて、いろんなものを作っています。

カレントミラー負荷差動増幅回路は入力段に不適当? 電子工作

カレントミラー負荷差動増幅回路は入力段に不適当?

カレントミラー負荷差動増幅回路を入力段に使用したヘッドホンアンプを前回制作しました。しかし、前回の製作記事にも書きましたが、問題がありました。それは、一段目の差動増幅回路をカレントミラー負荷にすると、非反転出力が得られないことです。前回は、反転増幅を二回繰り返して無理やり非反転出力を得ていました。今…
ヘッドホンアンプに執着する – カレントミラー再挑戦 電子工作

ヘッドホンアンプに執着する – カレントミラー再挑戦

ヘッドホンアンプに執着しています。これまで作ってきたヘッドホンアンプは、十分実用になります。もちろん、可聴域の周波数は漏れなく増幅出来ています。しかし、重箱の隅を突くように、測定器を使って測定をすると、弄りたい部分が見えてきます。そして、これまで入力インピーダンスには無頓着でした。しかし、ハイ受けロ…
良いとこ取りは無理なのか – ヘッドホンアンプ再々改良? 電子工作

良いとこ取りは無理なのか – ヘッドホンアンプ再々改良?

良いとこ取りは無理だったようです。前回作ったヘッドホンアンプは、万人受けするであろう音質でした。しかし、信号経路にコンデンサを使わないというこだわりが仇となりました。位相回転によるオーバーシュートが出ていました。また、消費電力を抑えたため、出力信号がクリップしやすくなっていました。そこで、今回はこだ…
オフセットが小さくて音の良いヘッドホンアンプを作りました 電子工作

オフセットが小さくて音の良いヘッドホンアンプを作りました

オフセットが小さくて、音が良く、乾電池で長時間使えるヘッドホンアンプを作りました。ポータブルヘッドホンアンプとして、基本を見つめ直して、設計からやり直してみました。今回は、以前、備忘録として書いた記事の続編です。設計し、シミュレーションし、実際に組み立てを行い、性能試験までやってみました。 今回の改…
NE555でd級アンプを作る – 設計・シミュレーション ガジェット

NE555でd級アンプを作る – 設計・シミュレーション

NE555でd級アンプを作ってみます。d級アンプを作るなら、手っ取り早く専用ICを使用するのが最適解です。しかし、興味本位ではありますが、NE555を使ったd級アンプを作ってみようと思います。今回は、回路設計とシミュレーションまでを行ってみます。 タイマーIC、NE555でデジタルアンプは作れるのか…
差動増幅回路についての備忘録 電子工作

差動増幅回路についての備忘録

差動増幅回路について、これまでの試行錯誤で得た知見を備忘録として残します。 以前作ったヘッドホンアンプは最高の出来でした。しかし、まだ改良点は残っていると思います。そこで、差動増幅回路の動作原理を、自分なりに解釈し直すことにしました。そして、どうしたら優れた差動増幅アンプが作れるのか、今一度模索して…
箱入りヘッドホンアンプ(自作)の性能確認 電子工作

箱入りヘッドホンアンプ(自作)の性能確認

箱入りヘッドホンアンプの性能確認をしました。若干の変更を行いましたが、基本はこれまで作って実績のある回路です。したがって、性能確認の主な目的は、発振や発熱などの危険な事象が発生していないことの確認です。 今回作ったヘッドホンアンプの素性 今回作成したヘッドホンアンプは、DCアンプです。このアンプは、…
ヘッドホンアンプを箱に入れる 電子工作

ヘッドホンアンプを箱に入れる

ヘッドホンアンプを箱に入れました。これまで作ってきたヘッドホンアンプは基板むき出しでした。しかし、部品むき出しでは使い勝手が良くありません。そこで、漸く満足のいくヘッドホンアンプができたのを機に、箱に入れることにしました。 箱に入れるために少しだけ変更 先日作ったヘッドホンアンプは、満足のいく出来栄…
改良したら最高のヘッドホンアンプになりました 電子工作

改良したら最高のヘッドホンアンプになりました

改良したら最高のヘッドホンアンプになりました。 今回の改良で、ヘッドホンアンプは私なりのゴールに到達したと感じています。これを機に、なぜヘッドホンアンプを作ってきたのか、そのきっかけから振り返ってみたいと思います。 改良の目的 今回の改良の目的は、ボリューム位置による音質変化を少なくすることです。こ…
カレントミラー負荷差動増幅ヘッドホンアンプ-再挑戦 電子工作

カレントミラー負荷差動増幅ヘッドホンアンプ-再挑戦

カレントミラー負荷の差動増幅ヘッドホンアンプに再挑戦しました。前回の設計では、シミュレーションの結果、位相余裕が無く発振の恐れがありました。発振は、位相補償コンデンサの設置で回避できます。しかし、信条として信号経路にコンデンサを入れたくありませんでした。そのため、前回はカレントミラーの導入を諦めまし…